知識社会は始まったばかりです。
人類は、1万年の農業革命、
300年の産業革命を経て、
いま情報革命のまっただ中にあります。
農業革命がはじまったのは、人類500万年の歴史のうち、ほんの1万年前です。
農業革命は農業社会を生み出しました。
農業革命には1万年かかりました。
産業革命は工業社会を生み出しました。
産業革命は、工業という新たな価値観を生みだし、
わずか300年で近代社会を築き上げました。
情報革命は知識社会を生み出しています。
情報革命は、今までよりはるかにスピーディーで、巨大な変革を起こしつつあります。
50年ほどで知識社会をつくりあげ るでしょう。
先進諸国は、
農業社会であり、
工業社会でありながら、
その上に巨大な知識社会を生み出そうとしています。
2005年11月に旅だったドラッカーは、
「知識こそが本当の資本である」と説きました。
また、「企業にとって最も重要な資産は、
知識労働者である」とも語りました。
会社員は、たんなる必要経費ではなく、
磨けば膨大な価値を生む宝石の原石ということです。
農業社会では資源は土地でした。
工業社会では工場でした。
知識社会では、資源は知的労働者の頭です。
若い専門知識人には、ここ数十年、
無限の可能性が
「おいで、おいで」
をしています。
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はじめてのドラッカー
ドラッカーウィキペディア
(改稿:2011年7月)
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