30万人の参拝客でにぎわう「だるま市」
護摩受付所:
護摩は、サンスクリット語のhoma(ホーマ、焼く)の音訳です。供物を焼くと天上の神が願いをかなえてくれるとの信仰に基づきます。
1月3日川越の喜多院では、だるま市が開かれます。
喜多院は、江戸時代には天台宗の関東総本山でした。
- 1月3日は、慈恵大師(じえだいし)の命日です。
元旦の3日になくなったので、元三大師(がんざんだいし)ともよばれます。
慈恵大師(912年生まれ)は、天台宗の最高の位である座主(ざす)にもなった比叡山延暦寺の中興の祖です。
(慈恵大師とだるまは直接の関係はありません。) - だるまは、
「七転び八起き= 七転八起」、
「起き上がり小法師(こぼし)」
といった特性から縁起物になりました。
また、赤には魔よけの効果があると信じられていました。 - 目の部分は空白にして、おねがいが叶うと目をえがき入れるのが習慣です。
しかし、障害者差別につながるということで、公的機関ではおこなわれなくなりました。 - だるまは、380年ごろ生まれたインド人の達磨(だるま)大師の坐禅姿を模した置物です。
達磨大師は、中国で活動し、座禅で有名な禅宗を興しました。
9年間壁に向かって座禅を組見ました。「面壁九年(めんぺきくねん)」といいます。
- 角大師(つのだいし)は、つのをもち、骨と皮とにやせさらばえた慈恵大師(じえだいし)の姿です。
大師は鬼に化けて、疫病神を追い払いました。
壁に貼って魔よけの護符(ごふ)にします。 - ----------
- 喜多院のホームページ
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