なぜ金沢に雪吊り?

暖流がもたらす重い雪

兼六園の雪吊り

兼六園前の石川門

  • 北海道には、暖流が届きません。
    そのため空気は乾き、雪もすくなくからっとしたものになります。
  • 北陸沖を暖流の対馬海流が流れています。
    暖流は水蒸気を多く蒸発させます。
    北陸にボタ雪(しめった重い雪)が降るのはこのせいです。
  • 11月の兼六園といえば、雪吊り(ゆきつり)です。雪吊りとは、 北陸特有の重い雪から、枝折れを防ぐために、縄で枝をしばることです。
  • この重い雪、長い冬が、日本海文化圏気質をつくりあげました。人々は、 粘り強くて、勤勉、まじめで人情にあついです。自己宣伝が下手で、大それた野望をもちません。
  • ----------
  • (2008年11月14、15日観光情報学会のイベントに出席。金沢星陵大学、山中温泉「翠明」)

0 件のコメント: