神武天皇の神宮は明治に創建。緊急事態宣言は5月中も。2020年の東京オリンピックは見送りに。 <古事記めぐり
明治政府は、西欧と伍してゆくために、性急に近代国家を作り上げようとしました。
国民統合の根幹として、近代的な天皇と近代の神話が必要でした。。
そこにかつぎあげられたのが、『古事記』と『日本書紀』でした。この2書を「記紀」と統一呼称し、ないまぜにして近代天皇をつくりあげました。
(戦前には、『古事記』は国民一丸の戦争協力体制に利用されました。
『古事記』は戦後GHQアメリカ軍によって学校教育で禁止に。
『古事記』に罪はありません。 初等科国史 )
明治政府は、初代の神武天皇を理想化しました。
神武天皇の神宮を1896年(明治23年)に、奈良に橿原(かしわら)神宮として創建しました。
(いつのときも、国民が油断していると、政治は天皇を政治利用しようとします。)
ところで、1936年のベルリン オリンピックは、ヒトラーが「国威発揚」に大いに利用しました。
1940年(神武天皇生誕2600年)、日本は、ヒトラーにならって、オリンピックを開催する予定でした。(これは、日中戦争の影響で返上となりました。)
1964年の戦後初のオリンピックは、有色人種国家初のオリンピックとなりました。
オリンピックは、士気高揚、国威発揚の場となりがちです。
オリンピックに国旗はいりません。
本来はスポーツの祭典の場です。政治の場ではありません。
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