- 森 林を放置すると、上方の枝葉がのび放題となり、日光をさえぎるので下草が生えません。
地面がむき出しになり、雨が続くと草がないので、水はたくわえられる ことなく、瓦礫と化した小川の地肌をえぐりながら流れてしまいます(写真参照)。
集中豪雨時には、濁流による災害の危険性も高まります。 - 日本のように急斜面の国土では、土壌が流出し、森がなくなるという事態を招きます。
間伐、枝打ちをおこなうなど森を積極的に管理することが必要です。
(木は8畳に1本ほどががよい、とのことです) - 下草が生えていると、しっかり水分をたくわえた土壌となり、養分の多い水を川に流します。魚や微生物にたっぷりとした栄養分をあたえます。
- 1965年には20万人いた林業従事者は、今では5万人となり、4分の1以上が65歳以上となっています。
- 「山が死ぬと水が死ぬ。
水が死ぬと川が死ぬ。
川が死ぬと海が死ぬ」
郷田実(元宮崎県綾町村長)