森には下草が必要

下草パラパラの林。ときがわ町にて。2008年5月
  • 森 林を放置すると、上方の枝葉がのび放題となり、日光をさえぎるので下草が生えません。
    地面がむき出しになり、雨が続くと草がないので、水はたくわえられる ことなく、瓦礫と化した小川の地肌をえぐりながら流れてしまいます(写真参照)。
    集中豪雨時には、濁流による災害の危険性も高まります。
  • 日本のように急斜面の国土では、土壌が流出し、森がなくなるという事態を招きます。
    間伐、枝打ちをおこなうなど森を積極的に管理することが必要です。
    (木は8畳に1本ほどががよい、とのことです)
  • 下草が生えていると、しっかり水分をたくわえた土壌となり、養分の多い水を川に流します。魚や微生物にたっぷりとした栄養分をあたえます。
  • 1965年には20万人いた林業従事者は、今では5万人となり、4分の1以上が65歳以上となっています。
  • 「山が死ぬと水が死ぬ。
    水が死ぬと川が死ぬ。
    川が死ぬと海が死ぬ」
    郷田実(元宮崎県綾町村長)
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