オバマの多元性の由来

  • オバマが民主党の大統領候補に決定です。
    ブッシュの善悪二元論、アメリカ一極論とオバマの多元論は大きくちがいます。
  • オバマの育った環境は、豊富です。
  • オバマの父はケニアからのハワイ留学生でした。
    イスラム教徒です。(オバマの本名は、バラク・フセイン・オバマです。)
    このケニア人と白人女性がハワイで結婚し、1年後にオバマが誕生します。
    黒人との結婚がタブーであった時代の結婚ですから、大英断でした。
  • 父親は1年後に単身ハーバードへ移り、2年後に離婚しました。
    オバマは母の両親にハワイで育てられました。
    父はケニアで交通事故で46歳でなくなりました。
  • 母は、インドネシア人と再婚し、1女をもうけました。
    オバマは6歳から10歳までインドネシアに住みました。

    インドネシアのオバマ一家
    左がインドネシア人の父
  • オバマは、アメリカとアジアの架け橋のハワイ、アジアのインドネシア、アフリカのケニアを肌で知っています。
    異文化経験の豊富なことがオバマの大きな財産です。
  • オバマは、コロンビア大学を卒業し、シカゴのNPOで働き、ハーバード大学院にはいり、 Harvard Law Reviewの編集長をしました。
  •  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(以下、共同通信、杉田弘毅)
  • 父とのきずなを探しにケニアにでかけ、父にも会い、異母兄弟とやすらぎのときをもちました。
  • 奴隷の子孫ではないので、怒りを政治の原動力にしていません。
  • 文化人類学者の母から他人の文化、価値観に共鳴することを学びました。
世界は多極化し、文明が共存する時代です。
協調の時代をつくるためにも、アメリカの指導者には、他者へ共鳴できるふところの深い人がなってほしいものです。