ジュロンウエストに新屋台街、2017年10月開業
シンガポールの国家環境庁(NEA)は24日、西部ジュロン・ウエスト地区に新設するホーカーセンター(屋台街)が10月に開業すると発表した。労働生産性の向上を目指し、新機軸を導入した施設となる。
新たなホーカーセンターは、ジュロン・ウエスト・ストリート61番地に立地。建物は2階建てで、料理を出す屋台34店舗、物販屋台14店舗が2階に入る。座席数は約500席。1階と地下は駐車場となる。
同センターでは、労働生産性の向上を図るため、RFID(非接触認証)技術を活用した自律走行式の食器回収機を導入。テーブルを回って利用者からトレーを受け取り、共同の食器洗い場まで運ぶ。これにより、担当スタッフは食器の回収に煩わされず、食器洗いに専念できるという。
また料理を出す屋台では、現金やキャッシュレスでの決済が可能なセルフ式支払機を設置。店員がお金のやりとりをしなくて済むようにする。
このほか手頃な価格の料理や健康的な料理の提供を保証するため、屋台には1人前の通常サイズで2.8Sドル(約228円)以下のベーシックな料理を2種類、健康的な料理を少なくとも2種類用意することが義務付けられる。
NEAは同センターの運営事業者に、カフェの運営などを手掛けるコウフ(Koufu)傘下のホーカー・マネジメントを指名。ホーカー・マネジメントは非営利ベースで運営を担う。
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