水村精( きよし)は、先祖が信州佐久の内山城主でした。
のちに水村家は、川越藩の御用商人となりました。
水村家は、味噌製造、のちに米穀問屋を営む旧家で、
幕末には松平大和守に献金するほどの素封家でした。
町家老をつとめる家柄でした。
水村精( きよし)は、
1871年川越最初の郵便局を自宅に開設しました。
1880年には埼玉県で最初の私立川越銀行を、自宅に開設し頭取となりました。
この由緒ある喜多町の水村家も、
2020年2月に取り壊されることに決められました。
水村家は関東で2番めに古いマチヤ(商家)です。
古いマチヤは残っていません。
水村家は関東で2番めに古いマチヤ(商家)です。
古いマチヤは残っていません。
札の辻から、喜多町、新河岸川にかけては、
川越のよき記憶や歴史が残っています。【札の辻中心地図】
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は
「外国人の旅行者にとっては古いものだけが新しいのであって
それだけがその人の心をひきつけるのである」
と述べています。
(なお、 川越市中央公民館分室は、小泉八雲の息子のゆかりのある屋敷 です。)
文化財は一度失ったら再生できません。
建物も物語も、立派な観光資源です。
川越のよき記憶や歴史を次代につなげてほしいものです。
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