旅行は「する」、観光は「観る」
子供が旅行する。大人が観光する 「旅行」と「観光」のちがいについて考えてみます。 旅行は「する」ものです。観光は「観る」ものです。 川越観光とはいいますが、川越旅行とはいいません。 子供は旅行し、高齢者は観光にでかける傾向があります。 旅行は、自主的、個人的、行動的です。 観光は、他動的で計画性があります。 冒険旅行、貧乏旅行、家族旅行はあります。 しかし、冒険観光、貧乏観光、家族観光とはいいません。 旅行「者」であり、観光「客」であります。 旅行会社、旅行代理店、旅行雑誌は、私的な傾向があります。 観光課、観光庁、観光新聞は、公的雰囲気をおびます。 「旅の思い出」はありますが、「観光の思い出」とはいいません。 以上を表にまとめてみます。 旅行 観光 行為 する 観る 年齢層 若者 年配 身体部位 脚 目 主体 個人 団体 計画性 なくても可 あり 冒険性 あり (冒険旅行) なし 公私 私的 (旅行代理店) 公的 (観光庁) ---------- 上は、2008年8月24日、川越プリンスホテルでオーストリアで学ぶ川越の学生らが組織する『ユタ三重奏団』のコンサートに出かけたとき、ふと思い浮かんだことのメモ書きです。 さらに煮詰めます。