2017/06/03

秩父、タイ人観光客誘致

秩父観光協会、タイ人観光客誘致
2017/6/1 nkを抜粋編集

 秩父観光協会(埼玉県秩父市)はタイ人観光客の誘致に乗り出した。地元の魅力をインターネットや交流サイト(SNS)で発信してもらおうと、現地の有力ブロガーを招待するツアーを31日まで3日間の日程で実施。長瀞のライン下りや着物体験を楽しんでもらった。秩父市や周辺は訪日外国人(インバウンド)の宿泊は少ない。旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)とも組み、宿泊需要を開拓する。

 「ポピー畑は花好きのタイ人に受けますよ」。30日、タイ人一行は見ごろを迎えた皆野町のポピー畑を訪ねた。6人のブロガーを率いるのは観光コーディネーターの二階堂パサナさん(36)。「冬の氷柱も感動的だった。通年で楽しめる」。秩父の魅力に太鼓判を押す。

 パサナさんはタイ人誘客のキーパーソンだ。新潟県湯沢町に住み、故郷タイに向け雪景色などをネット発信したところ反響を呼び、湯沢町に多数のタイ人が訪れるようになった。群馬県みなかみ町でもPRに協力した実績があり、タイへの情報発信力に期待する。

 タイは有力ブロガーが取り上げた海外の観光スポットが人気を集めるなど、ブロガーの影響力が強い。秩父観光協会の町田啓介氏はタイに着目した理由を「親日的で、訪日のリピーターが多い」と語る。

 宿泊客の開拓では、HISを通じて、タイ発で7月以降秩父に1泊、東京に2泊する団体旅行を販売する。秩父地域(秩父市・長瀞町・皆野町・横瀬町・小鹿野町)の外国人宿泊は伸びているが、比率は1%程度(2016年度)とまだ低い。

 秩父地域は駅から離れている観光スポットが多いことを踏まえ、タクシー定額コースも用意。2時間8000円、3時間1万2000円と割安に設定し、個人旅行開拓の売り物と位置付ける。

 招待ツアーは県内の観光連携の試金石でもある。初日の29日はさいたま市の武蔵一宮氷川神社、鉄道博物館などを巡った。観光協会はさいたま観光国際協会(さいたま市)と観光ルートの連携の可能性を探っている。

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