東京駅にイスラム教徒向け祈祷室 JR東日本
2017/6/2 nk
JR東日本は2日、東京駅構内に設けたイスラム教徒向けの祈祷(きとう)室を報道陣に公開した。東南アジアなどからイスラム教徒の訪日客が急増するなか、祈祷室の設置需要も高まっていたという。旅行中でもお祈りできる環境を整えることで、訪日客へのサービス向上につなげる。
祈祷室は8平方メートルと2人程度が入れるほどの広さで、5日から利用できる。1年中利用でき、平日の場合は午前8時30分から午後7時まで入ることができる。礼拝の前に足などを水で清めることができる「小浄施設」も備えた。イスラム教徒以外の人も入ることができ、1日10人程度の利用を想定している。
JR東日本の駅構内に祈祷室を設けるのは初めてという。鉄道事業本部営業部の山本敬津課長は「祈祷室の場所を駅構内でも案内をするので、ぜひ使ってもらえれば」と話した。
日本政府観光局によると、イスラム教徒の多いインドネシアなど東南アジアからの訪日客が急増している。インドネシアからの旅行者は2017年1~4月で計12万1700人(推計)と前年同期比45.5%増えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿