2012/06/09

東南アジアが近代世界史を準備した

近代世界史を準備した東南アジア

東南アジア地域が、産業革命、近代世界史を準備しました。

◇                    ◇                    ◇

17世紀の東南アジア地域は、アメリカのシリコンバレーのように、多くの外国人や物産が流入する
世界の貿易センター
でした。

中国、インド、イスラム地域の文物は東南アジアに集められ、
東南アジアから世界に輸出
されました。

コショウ、香辛料などを産出し、
インドからの木綿、
中国からの陶磁器
もここで取り引きされました。

◇                    ◇                    ◇

イギリスは、東南アジアへの膨大な赤字を埋めるために、アメリカ大陸から略奪した金銀をあてました。

のちに綿製品は、赤字を埋めるために、国内で自作できるような機械を生産しました。

平和愛好の日本は、他国侵略の道は選ばず、人手を多用して自給自足への努力をしました。
また自国の金銀を採掘し、輸入代金にあてましたた。

イギリスは
産業革命(industrial revolution)を
おこないました。

日本は
勤勉革命(industrious revolution)を
おこないました。 

こうして近代世界が誕生しました。

◇                    ◆                    ◇

イギリスはじめ西欧は、イスラム世界から「戦争か平和か」の二分法思考を導入し、対外膨張主義に暴走します。

日本は儒教の「修身斉家 治国平天下」により、
徳の政治に
進みます。

◇                    ◆                    ◇

日本や東南アジアのアニミズム(animism、実は、多神教)は、環境にやさしい宗教です。
山川草木、悉皆成仏(しっかいじょうぶつ)
が中心概念です。

山も川も草も木も、ことごとく生命があり、命が果てれば成仏するということです。

イスラム世界と西欧の一神教の対立を解くのは、
やわらかい東南アジア文化かも知れません。

イスラムのマレーシアは、やわらかいイスラム教国で、イスラム金融や科学の面でイスラム諸国をみちびいています。

東南アジアのやわらかな、ものをつつみこむ価値観が、今後の世界の問題を解く鍵でしょう。

日中韓3国は、アセアンを介して、東南アジアに頼っている状態です。
【cf.】川勝平太