アメリカの新聞は2年で200紙廃刊

アメリカの新聞  http://goo.gl/qHxj8

アメリカの新聞と日本の新聞の比較をします。(※1 )

2年間で200紙が廃刊


2007年から2年間でアメリカでは、200紙が廃刊になりました。
36000人が失業しました。

新聞の魔の時代です。

日本の新聞も、同様です。
対策なしです。
自滅の方向に向かっています。

もともと新聞は独立、高潔、公正なもの


アメリカの新聞は、アメリカ独立革命を支え続けました。

ヨーロッパも同じで、ジャーナリズムとは、

    権威への疑問、挑戦


を持ち前とします。

日本の新聞は内発的に生まれたものではありません。
突然外国から移植されました。

したがって、独立、高潔、公正を欠きます。

反骨精神を欠きます。
記者クラブというあてがわれた特権制度に安住しています。

アメリカではジャーナリスト学科が健在


アメリカの大学には480のジャーナリスト学科があります。
学生数は、2008年現在22万を数えます。

教員の3人に1人は現場経験10年以上のベテランです。

日本には、ジャーナリスト学科がほぼありません。
また、ジャーナリスト学科を卒業しても採用されません。

というのは、新聞社が新卒を自分の職場にあったように飼いならしたいからです。
ジャーナリスト学科卒は、「青臭い、書生論議」などと敬遠されてしまいます。 


アメリカの大学生新聞は元気


UCLA(カリフォルニア大学)のDaily Bruinは、
週 5日1万部発行です。
400人が従事しています。
完全独立運営で、プレスパス(記者証)でどこへでも取材に出かけます。
http://www.dailybruin.com/

魅力のない日本の新聞


日本の新聞には署名記事がありません。
どの新聞も似たり寄ったりです。

権威への挑戦、独立性がありません。

今の世界は、50年後には、大間違いの格差社会、戦争社会、非常識社会だったとのレッテルが貼られるでしょう。

世界潮流を見据えた気骨ある言論が待ち望まれます。
世界とは、アメリカをのぞいた外国のことです。





特権にアグラをかく新聞の危機 【7:39】
新聞を読まなくなった日本人  図録

(※1 )本間正一郎 「新聞ジャーナリズムの今」2010年5月15日、ラフレ埼玉



【付記】 新聞の形について


今の時代に日本の新聞はサイズが大きすぎます。
活字が小さすぎます。
世界の新聞は横書きが主流です。


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