イザナキがアマテラスとスサノオを生む。 <古事記めぐり
イザナキは、黄泉の国(よみ。地下世界)で体をけがしてしまったので、
ミソギ(【※】)をすることにしました。
イザナキが体を清めると、いろいろの神が生まれました。
(【※】イザナキは、神です。一人でも生むことができます。)
最後に顔を洗いました。
左目を洗うと、アマテラスが生まれました。
(【※】左は、右よりも尊ばれるのはこのため。左大臣>右大臣)
右の目を洗うと、ツクヨミが生まれました。
(【※】ツクヨミは、これで退場、お役ごめんです。)
鼻を洗うと、スサノオが生まれました。
一連の神生みが終わったあと、イザナキは3人の神に言いつけます。
(【※】神は「柱」で数えますが、便宜上「人」にしておきます。)
「アマテラスは、高天(たかあま)が原を納めなさい。
ツクヨミは夜の国を治めなさい。
スサノオは海原(うなばら)を治めなさい。」
イザナキからアマテラスとスサノオが生まれました。
アマテラスからイザナキが生まれたのではありません。
アマテラス オオミカミ(天照大御神。天にあって照り輝く)は、太陽神です。
皇室の祖神として伊勢神宮にまつられています。
子孫は神武天皇(初代天皇)です。
今上天皇は、第126代です。
ただ、最初の頃のアマテラスは、役不足です。
弟のスサノオの乱暴にはオロオロするばかりです。
肝心なときには岩屋にとじこもって、部下の手をかりています。
0 件のコメント:
コメントを投稿