あの世って、あるの?

この世だけ           この世とあの世
あの世はある、と信じた方がよろしいようです。
自分のためにも、ひとのためにもなります。

死後の世界を信じると、死の不安に打ち勝つこともでき、 人生が豊かになります。

死は終わりではなく、あすへの旅立ちとなります。


旅立ちですから、生きているうちに、この世でエネルギーを高め続けることが大事となります。

次の世界へ飛び込んでいくという積極的な気持が必要になります。

そうすれば、次の世界でも充実した生き方ができるはずです。


昔の人ほど、現世よりも他界を大事にしていました。

沖縄は、現在でもあの世が強い社会です。

というよりも、この世とあの世がつながっている感じです。

あの世へいっても、またこっちへ帰ってきたりします。
沖縄人の強さ、心の豊かさは、ここにあります。

イヌ、ネコなどの動物は、あの世の存在を知りません。

人間は、カミなしに人間らしくなれません。

カミを捨て、平等社会をつくろうとしたロシアの悲惨な末路をみればわかります。

心を忘れた「モノ、カネ、カイカク」の社会も、同様です。

彼岸(ひがん)とは、此岸 (しがん、=この世)に対します。

この世はあの世への入り口に過ぎません。

彼岸、あの世こそ、わたしたちのふるさとです。

ふるさとへ立派に帰るためには、今をしっかり、立派に生きることが求められます。