六地蔵。川越市の中院
六道輪廻(ろくどうりんね)
輪廻とは、輪がぐるぐるまわることです。ヒンドゥー教では、永遠に此岸で生死を繰り返し、苦しみ続けます。
たとえ天道にいても、おこないが悪いと別の世界へ転落します。
仏教では、彼岸(ひがん)にある極楽に行くことができます。
- お地蔵さまは、正式には「地蔵菩薩」といいます。
菩薩(ぼさつ)であって、お釈迦様のような如来(にょらい)ではありません。 - 菩薩は、釈迦如来のような如来になるための修行中の者です。
修行のひとつに、「人助け」があります。
人々と共に歩むので、なじみがあります。 - 如来は地獄などには行きませんが、お地蔵さまは六道のどこへでも出かけます。
六道とは六つの世界ということです。
六道を歩き続けるので、錫杖(しゃくじょう)というつえをもっていたりします。
手には宝珠(ほうじゅ)もっていて、これでみんなの願いをかなえます。