シンガポールでは幼児もバイリンガル教育が常識
シンガポールでは幼児もバイリンガル教育が常識! ダイヤモンド 2016年9月27日 花輪陽子 highlighter 幼少期の英語教育が充実するシンガポールを見ると、 英語教育のための早期の“投資”の必要性を実感! シンガポールの小学校は、授業を英語で実施! 英語ができなければ、いい学校や会社に進学・就職ができない! ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。 シンガポールに住んでいて、常々すごいと感じているのが英語教育です。地元の幼児向けの学校では、1歳半から英語と中国語のバイリンガル教育を行う環境が整えられています。さらに、小学校からは母語(中国語、マレー語、タミール語)を除いて、 全科目の授業が英語で 行われます。 シンガポールの小学校には卒業試験があるのですが、試験の結果次第でその後の進路が決まるため、ベースの英語ができないと良い進学や就職ができません。英語ができなくてもこなせそうなイメージのある仕事(例えばタクシードライバー、ベビーシッターなど)でも、稼ぎたいと思うなら絶対に英語ができたほうが好都合なので、多くの人は流暢に英語を話します。日本で中学生から英語を学んだ身としては、圧倒的な年季の差を感じさせられます。 2020年からは、日本の英語教育環境も大きく変わる 予定です。小学校の外国語教育が始まるのは、従来の5・6年生から3・4年生に前倒しになるとともに、5・6年生からは英語が正式教科になり、授業数は週2コマに増え、大学入試にも「スピーキング」が導入される予定とのことです。 この大改革で、ようやく日本の英語教育レベルも世界標準に近づいていくことになりそうですが、シンガポールと比較すると、学校や生活の場での英語に触れる機会は、圧倒的に少ないと感じます。 日本人で海外留学する人は、他国と比較しても多くないとされますが、その理由として、金銭面以外に「英語力不足」が挙げられるようです。つまり、英語力が不足しているがために、海外の大学に進学したくてもできない人が少なくない、ということです。 世界の「一流」とされている大学では、「IELTS」や「TOEFL iBT」といった国際的な英語能力の検定試験で、ハイレベルのスコアを求められることが多く、さらにスピーキングの試験もあり...