鳩杖(はとづえ、きゅうじょう) http://goo.gl/gwH8b |
1615年、天海は、後陽成上皇より鳩杖(はとづえ) を賜ります。
鳩杖は、80歳を祝うときに贈られます。
鳩杖は、頭部の握りにハトの飾りがつけられた杖です。
ハトは物をついばむときにむせないとされることにあやかったものです。
また壬生孝亮(みぶたかすけ)の日記には、寛永9年(1632年)の項に「導師南光坊大僧正、今年九七歳」と記されているそうです。(『天海大僧正と会津』会津美里町教育委委員会)
逆算すると、天海は1536年生まれとなります。
没年は1643年ですから、満107歳まで生きたことになります。
天海は自分のことを語らなかったので、諸説入り乱れることになりました。
矢野憲一 「鳩の杖」