社会生活基本調査:埼玉の男性、働き者でイクメン? 仕事と育児時間が最長 /埼玉
毎日新聞 10月13日(土)12時37分配信
県内の男性は働き者でイクメン?--。県は12日、国が生活時間などを調べている11年の「社会生活基本調査」に基づいて、こんな分析結果を発表した。働いている15歳以上の男性は、1日の仕事関連時間(通勤・通学時間と仕事時間の合計)が8時間6分、育児時間が10分と、ともに全国1位となった。
社会生活基本調査は5年ごとに実施されており、11年は県内の約2600世帯約6400人を対象に抽出調査した。
育児時間は対象者の平均のため短時間となっている。6歳未満の子どものいる世帯に限定してみると、夫の仕事関連時間は9時間26分で全国2位、睡眠時間が7時間で全国46位に低迷する一方、家事が15分で全国10位、育児が1時間3分で全国3位だった。厳しい条件の中でも育児に積極的な埼玉県の男性像が浮かんだ。
県は10年の国勢調査で、一般世帯に占める夫婦と子どもからなる世帯の比率が33・4%と全国1位。一般世帯に占める3世代同居の世帯の比率は5・8%で全国37位にとどまっていた。県統計課の担当者はこうしたデータを挙げたうえで、今回の社会生活基本調査の分析結果について「夫婦が力を合わせなければ子育てのできない地域特性が背景にあるのではないか」とみている。【木村健二】
育児時間は対象者の平均のため短時間となっている。6歳未満の子どものいる世帯に限定してみると、夫の仕事関連時間は9時間26分で全国2位、睡眠時間が7時間で全国46位に低迷する一方、家事が15分で全国10位、育児が1時間3分で全国3位だった。厳しい条件の中でも育児に積極的な埼玉県の男性像が浮かんだ。
県は10年の国勢調査で、一般世帯に占める夫婦と子どもからなる世帯の比率が33・4%と全国1位。一般世帯に占める3世代同居の世帯の比率は5・8%で全国37位にとどまっていた。県統計課の担当者はこうしたデータを挙げたうえで、今回の社会生活基本調査の分析結果について「夫婦が力を合わせなければ子育てのできない地域特性が背景にあるのではないか」とみている。【木村健二】