アンドロイド標的 ウイルス、170倍に
基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマホを巡っては、コンピューターウイルスに感染する被害が相次いでいる。セキュリティー会社「トレンドマイクロ」によると、アンドロイドに感染するウイルスの数は昨年末時点で1千だったが、今年9月末には17万5千と、約170倍に達した。
特に今年は7月末から8月末までの1カ月間だけで11万を超えるウイルスが新たに確認されるなど、増加傾向が顕著。スマホでの通話内容や全地球測位システム(GPS)情報を勝手に送信してしまうアプリなどもあるという。
一方、ソフトバンクやauの「iPhone(アイフォーン)」でこれまでに確認されたウイルスは2種類にとどまる。トレンドマイクロは「アンドロイドはiPhoneに比べてアプリの種類や購入サイトが多い。その半面、アプリの審査基準が緩くなっており、不正なウイルスが開発されやすい」と指摘している。
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【cf.】