「買い物天国」、アジアで東京は8位 (NK2012/10/29)


「買い物天国」首位は香港 アジアランク、東京は8位 

【香港=川瀬憲司】アジアで最も買い物客を引き付ける都市は香港――。免税手続きサービス世界最大手、スイスのグローバルブルーが独自に算出した指数に基づくランキングを公表した。様々な種類の店舗が軒を連ね、レストランや観光スポットの多様性がある点などが高得点に結び付き、クアラルンプールや上海などを上回った。日本の都市では東京の8位が最高だった。
 同社はアジアの主要25都市を対象に、店舗、価格、利便性、ホテル・交通、文化・気候の5項目をそれぞれ100点満点で採点。平均点で順位付けした。
 その結果、香港が68.5点でトップ。店舗の項目で83.3点と他を引き離したほか、利便性と文化・気候でも高得点を挙げた。ただし、価格の項目では16位と低迷。高級ホテルの平均稼働率が8割を超え、滞在費を押し上げているためだ。
 2位のクアラルンプールは店舗の項目で香港に届かなかったものの、ホテルや食事など価格の低さが高順位につながった。5位のシンガポールを抑えた上海と北京は価格は香港並みに高いとの評価だが、ホテル・交通や利便性で得点を稼いだ。
 日本の都市では東京、大阪(18位)、名古屋(21位)ともに低位にとどまった。価格の高さが響いた。全体の最下位は、民主化と経済改革が進み、このところ急速に注目を集めているミャンマーのヤンゴンだった。