1盆で15のわんこ |
「かまないで」「おつゆは飲まないで」 |
マッチ棒タテが1杯、ヨコが10杯、いま55杯。 225杯食べた人も |
直利庵。2006年6月 |
椀に盛って出すわんこ(椀子)そばは、岩手県の郷土料理です。
原敬(はらたかし、通称はらけい)の母は、そばづくりの名人でした。
1884年創業の老舗「直利庵(ちょくりあん)」は、原家のお椀形式のそばをとりいれ、わんこそばとして振る舞いはじめました。
これがわんこそばの始まりです。
盛岡のカレーも原家から広まったといわれています。(『岩手日報』2006年5月14日 )
わんこそばは、椀の中にかけそばを投げ入れる大食い競争で有名になりました。
刻みねぎ、花かつお、大根おろし、きざみのり、マグロの刺身が薬味です。
10杯でざる1枚換算です。
遠慮がちなこの地の人に、腹一杯食べてもらうためのアイディアでもあったようです。
直利庵
【履歴:2006年6月、2012年8月】