新旧文化が共演 9月2日、久喜・鷲宮神社通りで土師祭
昨年の土師祭で、フィナーレを飾る千貫神輿(手前)とらき☆すた神輿 |
コスプレイヤー格闘家の長島☆自演乙☆雄一郎さん |
人気アニメ「らき☆すた」の舞台地となった久喜市鷲宮地区の鷲宮神社通りで9月2日、新旧文化が共演する「土師(はじ)祭」(土師祭興会、鷲宮商工会、埼玉新聞社主催、角川書店協力)が開催される。30回の節目を迎える今年は千貫神輿(みこし)や、らき☆すた神輿の渡御のほか、コスプレイヤー格闘家の長島☆自演乙☆雄一郎さん(28)が特別ゲストとして出演。新企画も目白押しで、鷲宮の晩夏を盛大に彩る。
自他ともに認めるアニメファンの長島さんは試合に臨む際、キャラクターに扮して入場するパフォーマンスで話題に。祭り当日は、男性限定の女装コスプレコンテスト「わしのみやMISSコン!~俺の兄貴がこんなに綺麗(きれい)なわけがない~」の審査員を務める予定。らき☆すたファンの聖地・鷲宮神社にも訪れたことがあり、「一人のオタクとして土師祭に参加できるのが楽しみ。みんなと一緒に盛り上がりたい」と意気込んでいる。
新企画は祭りらしく、いずれも踊りにちなんだ内容。9月20~30日に東京ドームシティで公演されるミュージカル「らき☆すた≒おん☆すて」のキャスト出演のほか、DJの選曲に合わせて踊るクラブイベントのアニメソング版「アニソン祭」、ストリートダンスを予定している。
アイドルや声優ファンによる応援パフォーマンス「オタ芸」を披露する「WOTAKOIソーラン祭り」や、思い思いの衣装に身を包んで会場を練り歩く「コスプレ祭り」といった既存のイベントも見ごたえ十分。
土師祭は、祭りの主役を飾る千貫神輿を復活させようと、1983年に地元有志が立ち上げた。地道な活動が実を結び、現在は約1500人が関東最大級の神輿を担ぎに参集する。4年前からは、らき☆すたファンと共同制作した「らき☆すた神輿」も登場。伝統と萌(も)えが融合した異色の祭りとなり、昨年は7万2千人でにぎわった。
祭りは午後1時から10時。会場周辺は交通規制が敷かれる。問い合わせは、同商工会(電話0480・58・1202)へ。
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<※ 「らき☆すた」はラッキー・スターから>
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<※ 「らき☆すた」はラッキー・スターから>