摘録(本文の抜粋編集)です。
養生法は人それぞれが結論です。
◇ ◆ ◇
・冷たい水は飲まない。飲むときいは口の中で噛んでから飲む。
・サプリメントは気やすめ程度に飲む。
・一種類の薬を長期服用はしない。
・常用している薬は、ときどき休む。
・出来るだけ体を冷やさない。
・旅行や外出の際は、夏でも薄手のマフラーかセーターを携帯し、
冷房が強いときは必ず首を暖める。
・呼吸も、運動も、下腹部を意識するだけでよい。
「重心は下に」と声をだしてつぶやけば、
意識がそちらへ向く。
・笑うことは心身によいが、泣くことも同じ。
涙は魂を浄化する。
・十数年前の医学界の常識(心理)は、今の常識ではない。
今の常識は十数年後の非常識となる。
それが進歩だ。
・薬にはすべて副作用(毒性)がある。
副作用のない薬は効かない。
・身体の発する「身体語」を学び、
その声に謙虚に耳を傾けて身体と対話することが養生の基本である。
・こんな時代に毎日、明るく爽やかに生きていける人は、病気である。
病める時代に病みつつ生きる養生の工夫が必要なのだ。
・健康法は目の色を変えてやらない。
「趣味は養生です」くらいがよい。
・あらゆる養生訓は、すべて他人の養生である。
自分だけの養生法を工夫しよう。
◇ ◆ ◇
他に、
・風邪には効用があり、年2回はひいたほうがよい。
・自分は、雨が近づいてくると低気圧だから、体調が不良になる。
・口に入れて体調が良いものが身体に良いものである。
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人生と同じく、「自分流の養生」を見つけることが大事なようです。
サプリメントも毎年はやりすたりがあります。
踊らされないようにしたいものです。
五木寛之、かたよった食事で、朝まで仕事をして、朝方就寝という
生活を送って、
驚異的な量の原稿を書いています。
1932年生まれです。
五木寛之
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柳の木のように医者要らずの荒療治
すごい人だなあ
読者のためではなく、五木寛之のためだけの養生法。
各人の養生法を探してみては