村が集団としての最高の単位

ハノイ郊外の村。1996年

ベトナムでは村が集団としての最高の単位であり、ひとびとは先祖以来、村で生活し、守りあってきました。

村は
 「皇帝の法令も村の垣根でとまる」
ほど強い自治権を持ち、
中央政府とはタテの関係でなく、ヨコの関係にありました。

村は、いわば国の中の国として、強い自治権を持ち、自立的排他的な共同体をつくっていました。