天海、江戸崎不動尊院の住職に

関東八ケ壇林
山門
険しい階段

本堂
江戸崎不動尊院は、茨城県の稲敷市にあります。
稲敷市は、霞ケ浦の南にあり、
海側の隣が水郷で名高い潮来町です。

江戸崎不動尊院(稲敷市江戸崎2617)は、
町の中心部の高台に鎮座しています。

848年慈覚大師・円仁が開山しました。

1602年、天海は、
新しく江戸崎城主となった蘆名盛重に迎えられ、
17年間住職をつとめました。喜多院と兼帯です。

徳川家は江戸崎不動尊院を手厚く保護しました。
関東八ケ壇林(≒大学)の筆頭におき、
最高寺領800石、10万石の格式ある大寺としました。
150人からの学僧が学んでいたといわれます。

1655年、徳川家綱は江戸城・紅葉山御殿の四脚門を移築しました。

 <*  不動尊院は、稲敷市の公式ページには、掲載されていません。
道を聞いた中学生の誰もが知りませんでした。
江戸崎中学の裏にあります。>
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蘆名盛重(あしな もりしげ)は、
常陸・太田城主・佐竹義重の次男として生まれました。
 <*  太田城は現在の常陸太田市にありました。>

蘆名氏の娘と結婚して蘆名家をつぎました。
磐梯山麓での伊達政宗との戦いで大敗し、
常陸に逃れました。

1590年豊臣秀吉から江戸崎を与えられます。

しかし、1602年、家康から、関ヶ原不参加のかどで、
所領を没収され、
秋田に移り、
兄・佐竹義宣の家臣となり、
生涯を終えました。

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