ベトナム史は北属南進史


ベトナムは、前111年に漢に滅ぼされて以来、10世紀間にわたり中国の直接支配を受けました。 

その間絶えざる抵抗を繰り返し、938年に悲願の独立を達成します。

しかしその後さらに10世紀にわたりの中国の間接支配を受けました。

したがって、中国文化の影響は、衣食住、宗教、習俗や言語に至る生活文化のすみずみまで色濃く残っています。
韓国と似ているところがあります。
グリーンはかつてのチャムパ

独立してからは、10世紀より南進により領土を広げます。
15世紀には中部ベトナムのチャンパ王国を征服し、
18世紀末にはカンボジア人が居住していたメコン・デルタを奪い、今日の領土を定めました。

チャンパやカンボジアのようなインド文明型の諦観主義的な文化民族から見ると、ベトナム人は好戦的な民族です。

 ベトナム史は、北属南進史であるといわれます。

主な王朝は以下の通りです。
  1. リ(李)朝(1009-1225) 
  2. チャン(陳)朝(1225-1400)
  3. レ(黎)朝(1428-1789) 
  4. グエン(阮)朝(1802-1945)