2012/09/21

べトナムはドラゴンの形

kumaken=桑原政則研究室

ベトナムの国土は南シナ海に沿って S字を引きのばしたように細長くのびています。

外国人は電話の受話器のようだというが、ベトナム人は誇りをこめて「 ドラゴン 」と形容します。

中国文化圏に属するので、ドラゴン(龍)のほうを好むのでしょう。

面積は日本から九州を除いた大きさでです。
国土の4分の3が山地でできています。

北を中国、西をラオス、カンボジアと接しています。
ラオスとの国境をアンナン(安南)山脈が走っています。
アンナン山脈は東方の海岸に向かって急降下します。

約60種の少数民族が北部の山岳地帯や中部の高原に割拠しています。

北部に首都ハノイ (河内)があり、ホンハ (紅河)川がが流れています。

古くから開けたホンハ・デルタは、土地利用がすでに限界に達し、人口も過剰気味です。


南部にはホーチミン(胡志明)市があり、メコン川を擁しています。

ホンハ川、メコン川の広大なデルタは二大穀倉地帯となっており、人口もこの地域に集中しています。

南のメコン・デルタはホンハ・デルタの2倍の広さをもち、開発の潜在力は大きいです。

ベトナム社会主義共和国 外務省