明大、タイにキャンパス(NK2012/9/20)


明大、タイにキャンパス 東南ア16大学と連携

 明治大学は来春、タイ・バンコクに海外で初の教育拠点を開設する。周辺のシンガポールやインドネシアなど9カ国の主要16大学と連携し、東南アジアと日本の学生が交流しながら学べる場にする。日本の学生に経済成長が続く東南アジアで国際感覚を身につける機会を提供する。日本の大学では広報や研究の拠点を海外に設ける例はあるが、教育拠点は珍しい。
 新拠点は「ASEANサテライトキャンパス」で、シーナカリンウィロート大学(バンコク)のキャンパスにある建物内に設置する。日本語教育や日本の文化を教える講座などを開き、連携先の16大学から学生を招く。日本からも学生を派遣する。
 16大学とは単位の相互認証制度や長短期の留学プログラムも導入する。サテライトキャンパスを起点に関係を深め、まず5年間で明大から500人の学生を留学などの形で連携先の大学に送り出し、東南アジア側からも500人の学生の受け入れをめざす。
 同キャンパスには日本からキャンパス長と助教クラスの教員2~3人を派遣し、常駐させる予定。明大で英語で実施している日本経済などの講義もインターネット経由で配信する。明大は中国に広報、マレーシアに研究拠点を持つが、教育拠点はタイが初めて。
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