JTB、医療ツーリズムで徳洲会と提携 (NK2012/9/21)


JTB、医療ツーリズムで徳洲会と提携 アジア富裕層狙う

 JTBは海外からの医療ツーリズム事業で徳洲会グループと提携する。JTBが宿泊先などを手配し、日本で病気の治療を希望する患者を徳洲会グループの病院で受け入れる。主にアジアやロシアの富裕層を対象とし、月内にも問い合わせ拠点を開設する。旅行会社が手掛ける医療ツーリズムは人間ドックなど検診目的が多く、治療を目的とした事業は珍しい
 徳洲会グループの基幹病院である湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)に「国際医療支援室」を共同で設置する。治療を希望する外国人の受け入れの可否は徳洲会側が判断する。診療項目は限定せず、心臓疾患やがんなどの症状に応じ、全国66の徳洲会グループの医療機関から受け入れ先を決める。
 JTBは通訳の手配、滞在ビザの申請に伴う身元保証、渡航手段などを請け負う。患者から受け取る費用は滞在日数や診療内容に応じ、数十万~数千万円になる見通し。2013年度は1千人の受け入れを見込む。
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