相輪、五重塔、卒塔婆、パゴダは傘蓋(さんがい)が発展したもの


川越観音 長徳寺の相輪
  • 塔の頂上の飾りを相輪(そうりん)といいます。
    相輪は傘蓋(さんがい=幾重もの傘)が発展したものです。
  • 五重の塔も傘蓋に由来します。
    日射のきついインドでは、貴人には何重もの傘をさしかけるのが礼儀であり、その習慣が建物などにもちこまれたものです。
  • 卒塔婆(そとば)は、墓のうしろに立てられた梵字(サンスクリット語)の細長い板のことです。
    これも五重の塔を模したものです。
    卒塔婆は、ストゥーパ(stupa、塔)に由来します。
  • タイの仏塔やミャンマーのパゴダも傘蓋の発展したものです。