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北朝鮮:党が軍の上に、市場経済を重視(NK2012/8/27)

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「現代世界の歩き方」(14) 北朝鮮の命運握る金王朝 小サイズに変更 中サイズに変更 大サイズに変更 保存 印刷  去年暮れ、金正日総書記の突然の死で、息子の金正恩(キム・ジョンウン)氏が4月に朝鮮労働党第1書記に就任しました。父親の称号の「総書記」に代わって、肩書は「第1書記」。「総書記」という称号を、野球でいえば“永久欠番”にしたようなものです。  北朝鮮は初代の金日成、息子の金正日、その息子の金正恩へと世襲するという、まるで王国のような様相です。この世襲のもとで、北朝鮮は食糧難に苦しんできました。 1995年からの3年間に計300万人が餓死 したと伝えられています。 ◇ ◆ ◇  北朝鮮の建国後、トップに立った金日成主席(建国当初は首相)は神格化され、彼の指導は絶対のものとされました。彼は農業指導で 稲を密植 するように指導します。これにより稲は不作となり、 慢性的な食糧不足 に悩むようになります。  また、山の森林を切り開き、段々畑にしてトウモロコシを植えることを指導しました。しかし、 森林を伐採 したことで山の保水力が失われ、雨が降ると鉄砲水となり、土砂崩れが相次ぐようになります。雨が上がって日照りが続くと、川の水はすぐ枯れ、 深刻な水不足から農業が壊滅 状態となりました。  金日成主席の指導によって食糧危機に陥っても逆らうことはできず、食糧不足は慢性的なものになったのです。  北朝鮮の国家構造は中国と同じです。中国の憲法に中国共産党が国家を指導すると明記してあるように、北朝鮮は朝鮮労働党の「領導」に従うと憲法に書いてあります。 朝鮮労働党が国家の上に 存在しているのです。  ただし、金正日総書記時代に労働党よりも軍が強い力を持つ「先軍政治」が実施されたこともあり、金正日総書記は国防委員会委員長に就任。国防委員会委員長が国家元首になっていました。こちらも世襲され、現在の金正恩氏は国防委員会第1委員長として、国家のトップに立っています。  北朝鮮はある種の“階級社会”です。 先祖が革命運動の活動家なら「核心階層」 、中小商店の経営者やインテリだったら「動揺階層」、資本家だったら「敵対階層」です。首都・ 平壌に住むことを許され...