悪人をも救う成田山の不動明王


成田山の本尊、不動明王
左がセイタカ童子、右がコンガラ童子。川越の成田山にて

明王(みょうおう)の中で1番有名なのが、不動明王です。
「お不動さん」の名で親しまれています。
不動明王【画像】
仏像の4区分:如来、菩薩、明王、天部

 やさしい顔ではわかろうとしない悪人を、憤怒の姿で助けます。

右目を大きく開き、左目で地をにらむ天地眼の目つきです。
よくみるとなんとなく愛嬌のある顔をしています。
    牙は、上下逆さまにむいています。

    髪を左肩にたらしています。

    右手に悪を切りさく剣、左手には救うための綱をもっています。

    すさまじい火炎を背負っています。

    明王は岩や動物などの上に立ちます。

      左に赤鬼のようなセイタカ童子、右にやさしい顔のコンガラ童子を従えています。
        インドの破壊と創造の神、シバ神が起源といわれています。

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         直江兼続のかぶとの「愛」は愛染明王に由来するといわれています。
        男女の仲もとりもつといわれています。
        愛染明王【画像】

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        イランのゾロアスター教(拝火教)は、キリスト教や密教に影響を与えています。
        明王の背後の炎、や「護摩たき」の護摩もゾロアスター教からきたといわれています。
        キリスト教のエンゼルもゾロアスター教起源のようです。
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        【ゆかりの場所】
        成田山新勝寺
        深川不動堂


        (改稿:2010年11月7日)

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