「川越まちなか避難・観光地図」の制作と普及活動

「NPOと企業との協働事例」NPO法人 東上まちづくりフォーラム  理事/事務局長  三宅 照一

事例名
「川越まちなか避難・観光地図」の制作と普及活動

NPO法人武蔵観研

協働団体 三光物産株式会社

概要(100字程度)
「川越まちなか避難・観光地図」は、観光スポットを中心に編成されていた従来の観光地
図に安全情報を加えたものである。制作は、2009年度「埼玉県NPO基金」の助成を受けて
主として武蔵観研が作成し、三光物産は制作及びその普及促進を支援した。

きっかけとプロセス(200字程度 )
三光物産の木所会長は不動産業のかたわら川越で温泉娯楽施設、ホテルを経営しており、
NPO法人武蔵観研の桑原会長の理念に共感し、武蔵観研主催の研修会に対し、地域企業へ
の参加呼びかけ、会場提供などの支援を続けてきている。その中から「川越まちなか避難
・観光地図」のアイディアが出てきた。武蔵観研の桑原会長は観光資源を単に名所・旧跡
等に止まるものでなく、地域の治安・安全、住民のマナー・笑顔なども重大な要素として
幅広く捉えている。

推進上の困難・課題と解決策(200字程度)NPO法人(200字程度)
公共サービスに関る事業については市町村における行政側の理解と協力が十分には得られ
ないことが多い。例えば「川越まちなか避難・観光地図」の作成においては、観光担当部
署と防災担当部署が異なるために、各部署との調整に手間取ることがあった。

協働団体(企業等)(200字程度)
地域企業に対し、観光地図を店に置き観光客へ配布する、地図の裏面へ広告を掲載するこ
となどの呼びかけを行ったが、当初は理解を得られないこともあったが、粘り強く説明を
続け賛同者が増えて行った。

協働のメリット・成果 NPO法人(200字程度)
ひとつの地図上に、観光スポットやモデルコースなどの観光案内と、災害時避難場所、A
ED設置場所、緊急指定を含む病院などの安全に関る情報を掲載できたことは、観光を総
合的に捉えようとする武蔵観研の理念を具現化できた。三光物産との協働によって地域企
業等の協力を得て、広告収入や地図配布を行うことができた。

協働団体(企業等)(200字程度)
観光地図に、経営する温泉娯楽施設やホテルを明記するとともに、そこへの訪問客に対し
積極的に地図を配布することで、「地域社会への貢献と責任」をうたう三光物産の経営理
念を示すことができる。

キーワード  避難・観光地図、AED設置場所、地域社会への貢献と責任

川越まちなか避難・観光地図

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