秩父神社は、元は諏訪神社

12月3日の秩父夜祭は、日本3大曳山(ひきやま)祭のひとつです。

武甲山の龍神秩父神社の女神(妙見さま)が逢瀬を楽しみます。
龍神の住む武甲山
祭の前には、秩父神社の関係者がお諏訪様に神幸祭(しんこうさい、ご神体を移動すること)をおこなうことを報告します。

実は、お諏訪様は武甲山の龍神の本妻です。
秩父神社の女神・妙見さまは第2婦人ということになっています。

曳山(ひきやま)祭には、本妻のお諏訪様が気を悪くしないようにとの配慮からご神体のお神輿を諏訪神社までかついでいきます。

屋台、囃子はお諏訪様の近くでは、なりをひそめ、ひそひそ通り過ぎます。

駐車場にひっそりたたずむ諏訪神社
その昔、発展した農業技術をもった諏訪人が秩父盆地にやってきました。
秩父で養蚕が盛んなのも、諏訪からの伝来でしょう。

諏訪人は諏訪神社をまつり、諏訪のミシャグジ神を信仰していました。
ミシャグジとは龍神のことです。
諏訪から秩父へ  【地図】

諏訪大社のご神体は、守屋山です。
秩父には、守屋姓の方々が多く見受けられます。

秩父神社は、ハハソの森にあります。
ハハとは蛇の古語です。

後年、秩父神社が諏訪神社にとって代わりました。

【cf.】松浦茂樹、埼玉新聞2011/11/28

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