イギリスのEU離脱:「グレートブリテン」の崩壊も。大前研一
イギリスのEU離脱:大前研一ニュースの視点#628 2016/7/13
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- 英国、EUとも影響力の低下は必至。
- 「グレートブリテン」の崩壊という危険性も。
- 英国は「やる必要もない国民投票」をやってしまったために、「進むも地獄、戻るも地獄」
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| 今週の 大前研一ニュースの視点 | |||||||
イギリス情勢~グレートブリテンの崩壊とEUへの影響
意外なことに若者は残留を支持していた英国の国民投票
EU 離脱の是非を問う国民投票が23日英国で行われ、開票の結果、
これを受けて残留を訴えてきたキャメロン首相は10月までに辞任
僅差になるとの予想以上に、差がついた結果になりました。
地域別に見ると、
そして、
おそらく年配の人で離脱に投票した人の中には、「
国民投票の前に、
離脱派の人たちは、「自由になる」「独立記念日を」
EUは全体で単一市場ということで、
英国の輸出先の割合を見ると、圧倒的にEUがナンバーワンです。
そんな英国に対して、EU側は非常に冷たい態度を示しています。
まずは「離脱の意向を伝えるだけ」
EU側の感情も理解できます。
グレートブリテンの崩壊とEUへの影響
国民投票の結果を受けて、今後、どのような展開がありえるのか?
まず、大前提として国民投票には何ら「法的拘束力」
すでに再投票を求める署名が200万、
今後の展開は予測が非常に難しいですが、私は「
スコットランドが独立投票をしたとき、
しかし今後、イングランドがEUに属さないとなると、
そうなれば、ウェールズ、
また忘れてはいけないのが、「ロンドン」です。
EUには、ルクセンブルクといった小さい国もあります。今、
英国の状況変化だけでなく、
各国の心理を考えると、可能性がありすぎてどこに落ち着くのか、
兎にも角にも現時点で言えば、英国は「やる必要もない国民投票」
このままEUを離脱するにしても、議会でひっくり返すにしても、
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