一遍上人(いっぺん しょうにん)。踊り念仏。時宗(じしゅう)の開祖。世の中スッキリに

一遍上人(いっぺん しょうにん)。踊り念仏。時宗(じしゅう)の開祖。世の中スッキリに


一遍上人     川越の時宗の常楽寺

・1239年3月21日。 松山~1289年9月9日没。50歳。兵庫




一遍上人(いっぺん しょうにん)は、鎌倉中期の僧で、
踊り念仏で知られる時宗(じしゅう)の開祖です。

「上人( しょうにん)」とは、
<えらいお坊さん>のことです。


一遍上人は、16年間諸国をめぐり歩いて、
ひたすら
<念仏をとな唱える>ことで
極楽へ行けると説いてまわりました。


念仏に合わせて、鐘・太鼓を打ち鳴らす、
「踊り念仏」
やさしく教えを広めます

一遍に従って全国各地をめぐり歩いた人々を時衆(じしゅう)とよびます。


一遍は、寺住まいをせず、
<絶えず諸国を遊行(ゆぎょう)>します。
遊行上人(ゆぎょう しょうにん)ともよばれます。


念仏の教えは、
法然、親鸞よりも

<一遍上人により>
ひろまりました。

やさしいです。


一遍上人 絵伝(えでん)には、
各地の生活風景などが生き生きと描かれています。


踊りながら念仏唱える「踊躍(ゆやく)念仏」披露 京都国立博物館  【+1】


一遍がみた風景  【+3】


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


【鎌倉の土地は<武士にスッキリ>、宗教も簡単に】
        ↓
鎌倉の世になり、土地が、貴族のものでなく、
<開墾した武士自身のもの>になり、
ものごとがスッキリ、
    簡単明瞭、合理的になります。

ひとびとはものを現実的に見るようになり、
    
絵巻物や彫刻も
写実を重んじるようになりました。


仏教も、法然、親鸞、日蓮、一遍のように、
「となえれば、浄土へ行ける」
というように、
簡単になります。

  1. 法然(浄土宗)
  2. 親鸞(浄土真宗)
  3. 日蓮(日蓮宗)
  4. 一遍(時宗)

「座れば」 浄土へ、もあります

  1. 栄西(臨済宗)
  2. 道元(曹洞宗)


なお、
最澄の比叡山からは、
浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗
が生まれます。

コメント

このブログの人気の投稿

0学(ゼロ学)占い、にトライ。Yahoo!無料占い

東照宮の位置の秘密。

サントリーの向獅子(むかいじし)マーク <日経新聞小説