節約で失敗した江戸の改革

江戸時代には三大改革がありました。

享保の改革 1716年~ 徳川吉宗 〇
寛政の改革 1787年~ 松平定信 × 贅沢禁止
天保の改革 1841年~ 水野忠邦 × 贅沢禁止

徳川吉宗のころは、まだ米が経済の基準でした。
何とか成功します。

松平定信、水野忠邦は、徳川吉宗を踏襲します。
「貴穀賤金(きこくせんきん)」の思想です。
貴(とうと)いのは穀物、賤(いや)しいのはお金、という意味です。

しかし、このころはもう農業より商業の時代でした。
松平定信の寛政の改革、水野忠邦の天保の改革は失敗に終わります。

米ではなく、お金を重視した田沼意次(たぬまおきつぐ)の商業振興策は評価されませんでした。

薩摩、長州は、商業重視でお金をため、やがて幕府を倒すことになります。

お金は回さないと、社会は豊かになりません。


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