セーファ ウタキ(斎場御嶽)は、沖縄の伊勢神宮

小さな石があるだけの聖域。これが本物。世界遺産。
最高の神女・聞得大君(きこえおおきみ)の即位式もここで。
(許可をいただいて撮影。ふつうは撮影しません。)
斎場御嶽(セーファ ウタキ)の大三角形アーチ
大きなクモがいる森林は本物。
斎場御嶽(セーファ ウタキ)にて

イグアナまでも住んでる御嶽(ウタキ) 。
斎場御嶽(セーファ ウタキ)から久高島をのぞむ。2002年撮影
沖縄の国造りの神様は、アマミキヨです。

アマミキヨとは「アマからきた人」という意味です。
アマとは、「天(あま)の川」の「天」であり、また「海女(あま)」の「海」でもあります。
地平線の彼方は、天と海が渾然一体となっています。

東の海の向こうの聖地ニライカナイからあらわれて琉球をつくったとされています。

ニライカナイは海の彼方の神さまの世界です。
ニライとは「根の方」という意味です。
豊穰や幸福をもたらす神々の楽土です。
常世(とこよ)ともいいます。

人々はニライカナイから神があらわれて、しあわせをもたらすと信じています。

沖縄で東を「アガリ」、西を「イリ」とよぶのは、太陽信仰、ニライカナイと関係があります。

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アマミキヨは久高島(くだかじま)に上陸し、斎場御嶽(セーファウタキ)に降臨します。

斎場御嶽(セーファウタキ)は、沖縄最高の聖地です。
世界遺産です。
山全体が御嶽(ウタキ)です。

御嶽(ウタキ)とは、神さまが降臨する「聖地」です。
沖縄で一番霊威が高いところです。
ヤマトの伊勢神宮にあたります。

斎場御嶽(セーファウタキ)には、鳥居もなく神殿もなく、自然のままの姿です。
神は岩や小石や木などに降り立ちます。
森林は、戦災を免れ、昔の生態系を保存しています。

足を踏み入れると、神聖で清らかな空気が身を包みます。

これが日本の神道の元の姿です。

沖縄には仏教が入リませんでした。
したがって仏教に対抗して、伊勢神宮のようにものものしく仰々しく鳥居や神殿をつくる必要がありませんでした。

ここで沖縄の人は積極的に神と感応し、神から霊気をいただきます。

沖縄人はここでは写真もとらず一木一草も持ち帰りません。

沖縄には、日本の神の昔の姿があります。

斎場御嶽(セーファウタキ) 動画あり。南城市

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ウルトラマンにはニライカナイの思想が流れています。
脚本を沖縄出身の金城哲夫が書いたからです。

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琉球民族の祖先は、九州→奄美→久高島(くだかじま)のルートをたどって、沖縄へ渡来したといわれています。