日中国交正常化の歴史(NK2012/9/24)


きょうのことば日中国交正常化 4つの政治文書 関係の礎

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▽…1972年2月のニクソン米大統領の電撃訪中を受けて、田中角栄首相が同年9月に北京に飛び、周恩来首相と初の日中首脳会談を開いた。双方は日中共同声明を発表し、国交を正常化。日本は米国よりも早く中国を承認した。中国側は日本に対する戦争賠償の請求を放棄した。
▽…1978年にはトウ小平副首相が来日し、記者会見で尖閣諸島について「我々は知恵が足りない。次の世代はもっと賢くなる」と棚上げを提起した。92年には天皇陛下が初訪中98年の江沢民氏、2008年の胡錦濤氏など国家主席の節目の訪問時には政治文書に調印し、両国関係の礎としてきた。
▽…11年には1日平均1万人の日本人が中国を訪れた。日中両政府は40周年に当たる今年を「国民交流友好年――新たな出会い、心の絆」と位置付け、全面的な交流拡大を目指してきた。27日の人民大会堂での記念式典はその集大成だった。
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